生きることから楽しむことへ
2012-07-02




(前回の続き)

昔はモノがないのが当たり前の時代であった。その当時は誰もが、モノを持っていなかった。

だから、モノに対する欲望が、今日と比較して、はるかに小さかった。小さいがために、モノはなくても、ココロを満足させることができたのである。

だが、今日はモノが溢れている時代である。この時代はモノをもつことへの限りない欲望が渦巻いている。

これでは、どんなにモノが溢れようと、不安感は募るばかりである。

そのため、ココロはいつも何かを求めている。それが新宗教へとつながっているように思える。

「営業マンと仕事」と言うテーマとは関係ないように思えるが、働くと言うココロと通じていると考えている。

人間はいつの時代でも、働くことによって、金を得て、生活をしている。

働くことは生活の基本である。

「生きることから楽しむことへ」

生活に対する価値観が変化し、生活することはただ生きると言うことだけではなく、生活を楽しむようになってきた。

この楽しみがモノを必要としている。

あるいは、モノがあるから、楽しむようになったと言うべきである。

そして、世の中にモノが溢れた。

それにつれて、モノに対する人間の執着度はますます高くなっていった。

だが、モノが増えれば増えるほど、ココロがどこかに行ってしまうのだ。

そのココロ探しが始まっている。

これは前回に説明した、子供の例とまったく同様である。
[経営]
[営業マン]

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